インタビュー

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父から受け継いだのは、「患者さまと真摯に向き合う気持ち」。あたたかい診療を大切にしています。

高齢化が進む現在、医師の役割は病気を診ることだけでは足りないと感じています。患者さまの生活まで細やかに気遣い、より自分らしい暮らしを送れるように、地域全体で連携をはかりながらサポートできれば幸いです。

先生が医師を志したきっかけ、外科を専門とされた理由を教えてください。

当院は父親が開業し、私が引き継いで今に至ります。私は小さいころから父が日々患者さまを診察する姿、夜中でも電話がかかってきたら往診に出かけ、誠実に患者さまを診る姿を見て育ちました。父と同じように人の役に立てればと思ったのが医師を目指したきっかけです。

外科を専門にしたのは、自分の手技で病気を改善できる点に魅力を感じたからです。「自分の手で人を助けたい」という思いが強かったのかもしれません。現在は大きな手術はしていませんが、ちょっとした外傷やヘルニア、肛門の病気の小手術はこれからもおこなっていけたらと思います。

医師としてのやりがいを教えてください。

やはり、人助けができることですね。もちろんよい結果ばかりではないですが、症状が改善して患者さまやご家族に喜んでもらえるとやりがいを感じます。

現在は往診や在宅診療にも力を入れており、患者さまやご家族とより深くかかわる機会が増えてきました。ご自宅に伺うと、日々の診察だけではわからない生活環境を知ることができ、患者さまの食事や生活面など、より具体的にアドバイスすることができます。うまく病気と闘いながら、患者さまが幸せに暮らせるように支えていくのが私の役割だと考えています。

日々の診察の中で心がけていること、気をつけていることを教えてください。

たとえば高熱で来られて、「明日も診させてほしい」とお願いしたのにいらっしゃらなかった、怪我で来られて、経過を見る必要があると伝えているのに来院されないといった場合は、心配なのでこちらからご連絡させていただいています。また、ほかの医療機関を紹介した際には、紹介先にその後の状態を確認します。患者さまの予後のケアまできちんとすることで、私自身もホッとするんですよ。

診察で検査結果の説明をする際には、ご自宅でも思い出してもらえるよう、言葉を書き添えたレポートをお渡ししたり、診察後にスタッフにも患者さまの様子をよく見てもらったりして、患者さまに理解していただきながら治療を進めるように努めています。

今後の展望についてお聞かせください。

医院の前に小学校があり、私が通っていたころは7~8クラスありましたが、いまは3クラス程度に減りました。私が診ている患者さまも高齢の方が多くなり、少子高齢化社会というものを実感しています。患者さまのなかには、通院が困難になって往診に切り替えたり、施設に移ったりするケースも多いです。そうした変化の中でも住み慣れた地域で患者さまが自分らしく暮らしていけるよう、意欲的にケアマネージャーや各種施設、地域と連携をはかり、医師としての役割を果たしていきたいと思います。

最後に、患者さまへのメッセージをお願いします。

気軽に相談できるような雰囲気づくりを心がけ、患者さまの病気はもちろん、生活まで診させていただきながら、治療のサポートをしていきたいと考えています。スタッフ一同、気遣い、心配りを大切にして診療にあたっています。いまの病気のこと、これからの生活面で不安なことなど、まずはご相談いただければと思います。当院に併設している居宅介護事業所や、ほかの医療機関などと連携を取りながら、一人ひとりの患者さまが健やかで自分らしく生活できるようにサポートいたします。